長っ!
今日、手入れでお世話になったお宅。
隣の隣町にある大きな農家。
そこの植木畑にある黒松。
1本の枝を長く伸ばし、「さし枝」と呼ばれる枝をつくることがありますがこのお宅にある松のさし枝はとても長い。
画像では分かりづらいですが、左端に写っている白いのが人。
8メートルはあるだろうか。
2〜3メートルくらいで作るのが普通。
この長いさし枝を門柱から門柱にかぶせて植えたり、池の傍に植えたりしますが、こんなにきれいなさし枝の植木が畑の隅に植えっぱなし。
もったいない。
まぁ、このお宅に行くまでの道が大層狭いので、敷地の外に持ち出すにはそれだけで莫大な料金がかかりますが。
敷地内での移動ならどうにかなりそうなのに…。
そんな話をしつつ、「移動や造園の際には…」などと言って名刺を置いてきたり(笑)
しかし長かった。
さし枝もすごいが、植木の形そのものも「寿型」でとても手間隙かかって素晴らしい。
欲を言えば幹がもう少し太ければ最高。
しかし世界は広いもんで、さし枝だけで30メートルを超えるものもあるそうだ。
もう移植は無理だろうなぁ。
見てみたいもんです。
日々精進。
かずあき
久々の銀細工。
SILVERカテゴリ。
今度の注文はなかなかハード。
先日の夢カノの誕生日プレゼントがやっと出来上がった。
今度は指輪。
ご注文内容。
ゴツめ。
しかもクラウンリング。
しかもしかも、色つきピンクシルバー。
合間の時間を見つけては、コツコツ作っていたが、誕生日には間に合わず。
シンメトリーって難しいね。
最近ではパソコンでデザインしたものを入力すると、機械が削りだすという手法があるらしい。
でもやっぱ、手作りでしょー。
なかなかの出来ばえかと自分で満足。
これまた毎度思うが、注文だったり人のために作ったもンなのにいざ渡すとなると惜しくなる。
ゴム型とりたくなる(笑)
でもオンリーワンも物の価値に含まれてるからね。
とかいって、実はゴム型作ってて大量に生産したらみんな怒るんだろうなぁ(笑)
そういや最近自分の作ってないなぁ。
いや、放置してあるのもあるし。
ソッチも手がけてみよう。
合間をぬって。
日々精進。
かずあき
主観。
手入れに行った先で、よく言われるのが
「この盆栽もやってもらえますか?」
という言葉。
いつもの事ながら、「さてさて…」と僅かばかり考える。
以前、植栽のことをここで書いたときに盆栽家と植木屋では見せ方が違うという話を書いたかと思う。
一昔前のバブル全盛期あたりに盆栽(主につつじ系だったらしい)が流行した頃を全く違った分野(主に悪さ・笑)に青春をつぎ込んでいた自分は盆栽家にはなれなかったので、正確な知識とは言えないのではあるが、植木屋という職業柄、多少の知識は身につくもんだ。
と言うわけで、以下間違いもあることをご了承いただきたい。
前置きが長くなったが、盆栽はその幹の太さを強調するために、枝振りの良し悪しに関係無く幹が一番見えるところを正面とするのに対し、植木屋はその逆というもの。
これは見解の違いといったところであると思う。
盆栽はそのコンパクトさを見せるという大きなポイントがある。
その場所にどれ程長い時間、いや年月居たかということである。
それを一目のうちに見せるのはやはり「幹」であると思う。
記憶をその幹に刻み、そして脈々と流れる時間の経過を太さで表現する。
盆栽の価値には高価な鉢も含まれるだとか云々は置いといて、まぁ大雑把ではあるが、これが何故「幹」を見せるかという盆栽の在り方だと思う。
植木はあくまで「庭」というものの一部であり、それ1本で表現するに至らず全体で表現するものである。
もっと大きく言えば「庭」ですら実は一部であったりもするのだが、それはまた別の話。
つまりはその植物に対する「見つめ方」が違うのだと思う。
表があれば必ず裏があり、どこから見ても良い格好の植木もあれば盆栽もあるだろうし、その物はかわりない。
以上のことから「盆栽家」に対して「造園家」と表現するのが正解なのかと。
以前の稚拙な日記を読んで思ったということ。
しかしながら、本日言いたいのはここから。
さてさて…、では管理はどうなのか。
手を入れるという行為そのものを考えると、今度は「植木屋」である。
これは偏見かと思うが、盆栽家の手入れは見る側の手入れであるように思う。
今まで言い切ってきたのにココからいきなり「思う」で申し訳ないが、今まで見てきた経験から。
上記したように、盆栽が「流行」になってしまっていた頃、多くの方が盆栽を持っていたそうだ。
そこはやはり生き物であるので手入れが必要。
本や市場で、そして古くから盆栽を触ってきた人と会うなどして一様に知識を手に入れる。
当時は四苦八苦しながら傍に置いたものの、今では気が向いたときにだけ手入れをする。
そんな盆栽の手入れを何気に頼まれることが多い。
これが詳しいところである。
そこで困る。
そんな方達が持っていた盆栽の多くは見た目だけにこだわって造られたものが多い。
ここの枝が寂しいからこっちに引っ張る。
ここに枝があって欲しいからこう下げる。
こうやって幹が曲がっていたほうが高価だから曲げる。
「見た目」に重きを置いた手入れであると思う。
格好つけてナンボの植木屋稼業であり造園家ではあるが、こと手入れに関して全く違う。
確かに格好をつけるために、枝も引っ張るし時には幹さえもいじることもある。
しかし植木屋の手入れというのは、人間のエゴでそこに居る植木のために行うものである。
あくまで植木が主体。
自分にとって「わびさび」の手入れとは、一枝切るたび植木に「侘び」そして共に「錆び」たいという気持ちである。
共に居るために手入れをしているんだよと。
申し訳ないがそのために枝を切らせてもらうよと。
そんな気持ちを込めていつも手入れをしている。
針金に強制された「流行」の盆栽を見るたびに「さてさて…」と思う。
なんとなくやり切れない気持ちというのもあるが、こんなことを毎回依頼人に説明している暇はなく、「盆栽家」でない人には重過ぎる。
人に合わせる手入れをするか、人に合わせてもらう手入れをするか。
自分も植木で飯を喰っているからこそ悩む。
「いつも」悩んだ挙句、「いつも」同じ手入れをする。
盆栽を持っているなら多少の知識はあるだろうと前提して、
「俺がやるのは植木屋の手入れしかできないよ。気に入るか分からないけどそれでいいかい?」
と一言主に断りを入れる。
鉢に植わっている以上、庭の一部にはなりきれないかもしれないが、やはり「侘び錆び」の自分流に手を入れる。
針金は全部外し、要らない枝は見た目が多少くずれても先々を考えバッサリ落とす。
時には枝の元からも切る。
今の見た目は悪いが3年もすれば生き生きしてくるよと主に返す。
その表情も色々だ。
自分を信用してくれた人はそれから毎年預けてくるし、その逆も間々ある。
そんな人には一々に説明はしないが、本当に長けた「盆栽家」なら「植木屋」に手入れは頼まない筈。
いづれにしても本当の専門職は、道に多少の違いはあれど「植物」を一番に思っているに違いない。
職業柄、幾度か「盆栽家」に会ったことがあるが、その盆栽達を見れば腕も分かるし気持ちも通じる。
植物は口をきかないから文句を言わないが、やるならやる。
任せるなら任せるとして欲しいと思う。
大切にしてやって下さい。
と、1級技能士を取得した程度でちょっとエラそうに言ってみたり(笑)
間違い、ご意見などはコメントからお願いします。
久々に真面目な植木屋の話でした。
日々精進。
かずあき
持ち運べ。
最近、ブログの雰囲気を変えてみたりして。
そして結構マメに更新したりして。
というのも、必要にせまられてノートPC買ったりして。
いや別に、裕福なわけじゃないンですよ、いやマジで。
いつか必要になるハズではありましたが、こんなに早く使うことになるとは思わなかったンです。
自分の所属している地元青年団体の会議では、茨城とはいえペーパーレス。
ので、持ち運びのできるノートPCは必須アイテムなのだそうです。
嗚呼、なんて地球にやさしくて、なんてワタクシに厳しい団体なのでしょうか。
買い物下手な自分ですので、ネットで安い中古PCなんて買える訳もなくDELLさんに頼りました。
さすがはDELL。
早速電話をかけると、中国人らしき方が電話に出てくれました。
親切にも日本語で案内をしてくれます。
このまま購入まで進むのかと思いきや、そこはさすがに日本人の担当の方に代わりました。
これまた親切な対応。
その上、ノートPCをあんな価格で提供してくれるなんて。
泣く泣く組んだローンもなんてことないんです。
ないハズです。
ない…ハズなんですが…。
以上の理由から、新しいPCで何かしたいんだなって思ってください。
まぁ、DELLの中でもあまり高性能なPCではありませんが、自分にとっては高い買い物。
大切に使いたいと思います。
大変だと思いながらも、やっぱり嬉しいよね。新しいPC(笑)
日々精進。
かずあき
右手中指。
先日、伐採作業中。
高いところで枝を下ろしていた時のこと。
枝といっても自分の脚ほどもある太さ。
なので、チェーンソーを使っての枝下ろし。
倒れ始めた枝が任意の方向に向かってくれなかったので、手で押しました。
雨も降っていたせいか、すべって枝と幹の間に指を挟んでしまいました。
この方のように、ハイスペックな能力を持ち合わせていない自分は「あ、手が挟まれそう」→「しかし左手にあるチェーンソーが暴れる方が大怪我しそう」→「じゃ投げて飛び降りるか」と考えているうちにやっつけられてしまいました。
2〜3日すれば痛みもひくだろうと思っていたが、今日になってもまだ痛いし少し腫れている。
まぁ手は握れるし仕事もやってきたし、折れてはいないだろう。
ヒビか?
ヒビが入っているのか?
医者に行くと注射をされるのか?
むしろヒビというよりビビってるのか?
「?」が多すぎですか?
もぅ少し、様子をみよう…。
ヒビ精進。
かずあき