蒔いた種の発芽。

気がつけばブログ生活も3年目に突入しました。
これもコメントを入れてくれる皆さんのおかげです。
しかし未だに250日程度とまる2年でこの結果です。
まぁ、このくらいで丁度いいかとも思います。
 
会社を辞めて2年と半年。
自分ひとりで始めてから、顔を覚えてもらうためにいろいろな場所に行きました。
どんな仕事でもこれがどうつながるか分からないと、必死になって動きました。
作った名刺も殆どなくなりました。
嬉しいこと、楽しいことも多い反面、やはり悔しいこと辛いこともたくさんありました。
そうやって2年と半年の間、種を蒔き続けました。
 
先日世話になったパーマ屋さん。
花木が好きで、来年に咲く花が見たいとのことだった。
それなら1本だけ残して来年に手入れに来ると言うと、たった1本だけでも手入れに来てくれるのかと喜んでくれた。
確かに手間だが、今切ってしまえば来年の花は見られない。
せっかく咲こうとしている花があって、それを見たいという人がいるなら切ることは無い。
今時分、花が見たいと言う人もなかなかいない。
というわけで、毎年そのお宅は年をまたいで世話になる。
それが気に入ってくれたのか、自分のような小僧を気に入ってくれている。
そればかりか、パーマ屋という特権を駆使して宣伝までしてくれていた。
そのお陰で、小さいながらも自分の顔で手に入れた初めての仕事をもらえた。
蒔いた種が芽吹いた瞬間だと感じた。
10蒔いた種のうち、1でも芽吹けばいいだろう。
そう思って蒔き続けた。
幾つ蒔いたかなんて数えていないし、実はもう芽なんて出てこないンじゃないかとさえ思っていたりした。
なんだか嬉しかった。
これからも蒔き続けようと思った。
 
それから先日受けた造園1級の試験。
試験官にボロクソ言われたので、絶対落ちていると思っていた結果が今日届いた。
久々にドキドキしながら封を切り、書類を開く。
見事合格していた。
これで1級の技術を持った職人だと認めてもらえた。
安堵と共に身のしまる思いだった。
1級とうたうからにはその分責任もある。
また改めて自分の技術を見つめ直そうと思った。
うれしいことは続くもんだ。
大変だったこともたくさんあったが、今はなかなか順風満帆だ。
 
そして今日は夢カノの29才の誕生日。
いろいろおめでとう。
 
日々精進。
 
かずあき