有毒植物。

kazuaki772005-02-02

夾竹桃(キョウチクトウ)という植物→
とても綺麗な花をつけ、尚且つ強い。
移植するよりも挿し木のつきが良いのでそちらをオススメする。
しかし、この夾竹桃
毒がある。
職業柄弁当を持って現場に行く事が多い。
箸を忘れた時には近くの枝を手ごろな長さに切って樹皮を剥き、代用する事がある。
その時に教わった事だ。
夾竹桃で箸を作るな。
スッと伸びる木なのでとても都合が良いものだから、知らずに作ろうとした事があった。
ヒドく怒られた覚えがある。
それもその筈。
夾竹桃に含まれる毒物は強心成分のある『oleandrin』というものらしい。
致死量にいたってはなんと0.30mg/kgだという。
青酸カリよりも強い。
箸になんか使ったらそれこそひとたまりも無い(笑)
親方が居たので事な無きを得たが、今思うとゾッとしない話である。
調べてみると、バーベキューの時に夾竹桃の枝で串を作り使用し7人もの死亡者を出したというこちらもまた恐い話があるらしい。
『oleandrin』は熱によって分解されにくい性質があるらしく、毒素を含んだ焼肉を全員で頬張っていたそうで。
だので、生木を燃やした煙も有毒らしく危険とされているそうだ。
いや、そんなに強力だとは知らなかった(笑)
そのため地方によっては嫌って庭には植えるなとされるところもあるらしい。
しかし夾竹桃といったらとてもポピュラーな植木。
うちもお婆が好きだったので3株も植えてある(笑)
その他、鈴蘭(スズラン)万年青(オモト)福寿草(フクジュソウ)などこれまたポピュラー。
以前書いた蘇鉄(ソテツ)も有毒だといつもコメントを入れてくれている、finkさんにも教えて頂いた。
いずれも生活の片隅にある植木ばかり。
なかには夾竹桃のように強力な毒性を持つものもある。
みなさんも、気を付けてください。
しかし自分自身、危うく命を落とすところだったのだから勉強不足ってのが一番恐い。
一流の植木職人にはまだまだ遠いようで・・・。
 
日々精進。
 
かずあき