走ってナンボ

昨日のブログにも書いた門松。
うちの年末の恒例行事です。
多い時で100組。個数にして200個。
いや、大変でした。
正月を綺麗に迎えたいと思うのは人の常。
手入れの依頼も少なくありません。
まさにかき入れ時(笑
どちらも時期もの。ずらす訳にはいきません。
ですから、昼は手入れ。夜は門松。
体はとてもキツかった。
しかし、私の仕事を待ってくれている人が居る(笑)
頑張りました(←褒めるところ・笑)
その相手。
昔、門松は鳶(とび)の仕事でした。
そして現在。
門松を取り仕切っているのはや○くざ屋さん。
現在門松は、新年を飾るものであり、や○くざ屋さんと付き合いのある商売の方のお付き合いの印。
ですから仲介業者さんがいる訳です。
各仲介業者から注文を受け作ることになります。
もちろんあの業者の親分さんもとい社長さんからも注文がきます(笑)
当然門松を引き取りにくるのはヒラの方。
毎年違う方が取りに来るのは出入りの激しい業者なんでしょう。
ですから毎年説明するんです。
門松には左右があります。
場所によって変わりますが竹の切り口部分が3段階になっており、その中間のものが中にくるようになっています。
 
オレ「ですから、必ず左右一組で持っていってくださいね?」
 
業者「はい!わかりました!」
 
積み込みまで手伝う暇はありません。
料金後納システムですから勝手にもっていってもらいます。
そして気が付くと・・・。
あぁ、右側ばっかりある(笑)
これが毎年良くある、ホントに。
あれほど説明したのに・・・。
かわいそうに・・・。
お陰で他の業者の納期が一日延びました。
 
 
1時間後。
 
 
業者「すいませ〜ん。なんかオレ左側ばっか持ってちゃって・・・」
 
その業者さんの顔には大きなあざが・・・。
毎年引き取りに来るヒラの方は代わっても、上司の方は代わりません。
なので門松のことは良くご存知でらっしゃる(笑)
どうやら怒られた模様。
しかも結構ハデに。
しかし、私が『かわいそう』と思ったのはここからです。
 
うちの親父「てンめぇ、何処のモンだ!!こっちでちゃんと説明しただろが!!        お陰で予定狂っちまったろーが!!」
 
業者「ス、スミマ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
うちの親父「あぁあ!?(怒)
 
業者「・・・スミマセン」
 
えええええええええええええ。
かわいそうに・・・。
まだ手が出なくなっただけ大人しくなった方です。
昔はうちの親父にゲンコツもらったと伝説になっています。
もーどっちが本職なのか・・・。
ヒラの方は大変ですよ。
会社で怒られ、うちで怒られ(笑)
走ってナンボ。
少しだけ同情します。
 
日々精進。しなさい(笑)
 
かずあき