謂れPart1

kazuaki772004-11-13

映画や犬の話ばかりで自分が何者なのか忘れそうなので植木の話を少々。
以前fink33さんのブログ、「碧の果てまで。」のコメントで書いたことがありますが植木には昔からある謂れのある木があります。
松竹梅はメデタイ。桃栗三年柿八年柚子の馬鹿めは十八年、は少し違うか。
まぁ、そんな感じの事。

泰山木(タイサンボク)

画像の木です。
春にハクモクレンよりも大ぶりな白い花を付けます。
これがとても綺麗。そして大きい。
この泰山木、出世木と呼ばれとても縁起の良い植木とされています。
何故出世木と言われているのか・・・・・あとで調べておきます(笑)
とある工場から
「何度植え替えても工場内の泰山木が枯れてしまうんです。記念樹として植えたものなのでなんとかならないでしょうか」
と依頼があった。
土壌改良など養生し、植えてから連絡が無いのでたぶん根付いたんでしょう。
しかし縁起悪いですよね、出世木が枯れるとは・・・。
その工場、今でもなんとかやっているみたいです。
一時危なかったという噂も・・・。

南天(ナンテン)

これが南天という木です↓

この南天は不浄を清めるということで,お手洗いの外に植えてあったりします。
それだけでは無く、難(なん)を転(てん)じると言って鬼門などに良く植えます。
また,料理の飾りなどに南天の葉を添えてあるのをよくみかけます。
そして南天の箸は食あたりを防ぎ、長寿を祈願するという意味もあるそうです。
良い事だらけの植木です(笑)

椿(ツバキ)

これは有名な植木ですね。
庭にもよく植わっています。
しかしこの椿を忌み嫌う土地もあるんです。
その土地で有名な某武将。
なんでも首をはねられて死んだらしい。
それを連想させるということで、昔からその土地の人たちは庭に椿を植えないそうです。
何故斬首を連想させるのか。
ご存知の方も多いとは思いますが、野暮だとは思いますが解説(笑)
それは椿の花の終わりにあります。
普通、花は散るものです。
しかし椿の花は丁度付け根の部分からボトッと落ちるんです。
花の散り際はとても綺麗ですが、椿に限ってはそうとも言えない。
嫌われているんですねぇ。
まぁ、その土地の人でも若い方は知ってか知らずか平気な顔で植えている人もいますが。
土地が変われば謂れも変わる。
柘榴(ザクロ)はその実の割れる姿から嫌う処もありますが、海外ヨーロッパのある地方では実の中の種の多さから子孫繁栄と逆に好まれる事も。
その他、北山台杉などは台木から真上に幾本も伸びる丸太杉の様子から同じく子孫繁栄と好まれます。
藤の花は下がるので家運が下がるなどいって嫌う土地もあります。
死体の傍の桜は良く咲くなど、恐ろしい謂れが多いのも事実ですね。
誰が言ったか植木の謂れ。
名前をもじったものから頷けるものまで。
面白いものがとても多い。
まだまだ知らないものもまた、多い。
これからもアップしていきます。
日々精進
 
かずあき