金木犀

kazuaki772004-10-06

今年も残りあと3ヶ月ですね。
10月といえばそろそろ北の方では落葉樹が色づき始めています。
そして金木犀の花も咲きます→
通りを歩いているだけでいい香りが鼻をかすめます。
しかし少々臭いが強いせいか、あまり好きではない人もいるようですが。
そのためか秋の実りや紅葉(こうよう)に人気も押され気味なようです。
比較的花を持ち易くいつでもこの時期に咲いているように思われがちですが、意外とそうでもない。
金木犀という木はその年に延びた新しい枝に花を付けます。
そのため初夏の頃に延びてくる土曜芽を切ってしまうと咲きません。
まぁ、全く咲かないことはないでしょうけど。
そのくらい強い木であることもまた事実。
 
家の裏に植わっていて臭いがキツく1年でとても大きくなる。
今でこそそんな邪険にされる植木ですが、昔は重宝されていたようです。
昔は今とは違いトイレはもちろん汲み上げ式。
芳香剤などなかったその頃、臭い消しとして植えられていたようです。
考えてみると金木犀ほど香りの強い植木や草花はないように思われます。
草花にはあまり詳しくないのでハッキリとは言えないのですが。
とにかく昔は臭い消しとしてとても役に立っていたようです。
とても風流なこの時期。
周りを見渡せば柿がなり栗がなりざくろがなる。実りの時期。特に今年は当たり年。
北からの紅葉の知らせを楽しみに粋な仲間と紅葉狩り
夜長には虫が鳴き、読書を嗜み、食欲も進む。特にAkuimの(笑)。
心が和むこの季節。
その少しの隙間に金木犀の香りが色づけ程度に入り込む余地もあるのではないでしょうか。
香りから感じる季節もまた粋。
 
かずあき