五・七・五

上記の黒松の手入れをしながらふと、思い出した。
五・七・五の俳句を聞くと、昔の「パンテラ」とかいうバンドを思い出し、その「パンテラ」という海外のバンドのことを聞くと、何故か日本の俳句を思い出す。
それはまだ高校生の頃の話…。
当時ワタクシは軽音楽部という軟派な部活に所属していました。
そこはバンドの練習をするでもなく、家に帰るでもなく、ただダベっているだけのような場所でした(笑)
しかし一応軽音楽部なので、その日は音楽の話などしておりました。
繰り広げられたのは、あのバンドはかっこいいだとかあいつはダメだとか、軽音楽部でなくてもどこでもしているテーマでした。
その内のひとりが「パンテラ」なるバンドが嫌いだと言い出しました。
当時から布袋以外にあまり興味がなかった真面目なワタクシはその「パンテラ」なるバンドを知らなかったのですが、あまりに力一杯嫌いだと言うので、何でそんなに嫌いなのかそいつに聞いてやりました。
するとそいつはまず考えながら、詳しく説明してやろうと喋りだし、その後グダグダと嫌いな理由を述べるのがあまりにくだらないと思い出し、シンプルに嫌いな気持ちを伝えようとした挙句、それでは伝わらないと思い直したのか、また詳しく説明しようとした結果、
 
パンテラのー…パンテラ嫌いぃー…パンテラのー…」 
と、図らずも日本独自の「俳句」という形で海外バンドが嫌いだということを表現するに至ってしまいました(笑)
当時のワタクシは、これがおおいにツボってしまい、大笑いをしていました。
意図していなかった笑いにそいつはカチンときたのか、本気で怒り出しました。
それでも笑っている様子をみて、ついには殴りかかってきました。
それをアッサリと返り討ちにして、尚も笑い続けると、
 
「解散だ!」
 
と、バンド解散危機という事態に発展してしまったのです。
これがまた当時の自分は大層面白くて、余計に笑いが止まらなかったのを覚えています。
まぁ、学校内のバンドは自分を含め、ギターとドラムしかいなかったので、解散もできず次の日もしっかり音楽室に居ましたが。
それ以来、「俳句」⇔「パンテラ」の構図が頭から離れません。
そしていまだに、「パンテラ」なるバンドの曲を聴いたことがありません。
というか、見たこともありません(笑)
検索もしません(笑)
 
日々精進。
 
かずあき