勇気の証。

kazuaki772006-03-18

ジツはあまり、健康診断というものを受けたことが無い。
というより、内々の話にしてもらいたいのだが、成人してから受けたことが無い。
勤めていたのに。
いや、違いますよ。
決して注射が嫌いだとかそーゆーんじゃないです。
怪我をする度に掛かりつけの医者に向かって「注射は厭だ」と言っていたら、気の利く看護婦さんが「kazuakiさん、赤ちゃん用の注射針にしときましたから」と大声で言われ、その声が診察室中に響き、更に待合室で小学生に笑われたことなんてもー忘れましたから。
話がズレた。
そんな先日の事。
まぁ、血液検査で大きな病気くらいは見つかるという話を夢カノがし始めたので、渋々検索をかけてみる。
どうせ血液摂られるなら、全体的に少ないとされるAB型の血液を有効に使ってもらおう。
そう、献血
するとナント。
車で10分の隣町に来てる。
献血バス。
なんたる運命の悪戯。
こーなっては腹を決めるしかありません。
観念し、もとい決心し、明朝行くことに。
したのに、夢カノがマッキーの細字のキャップを外し「献血はこれくらいの針刺されるよ」とか言って、軽く決意が揺らぐ。
 
残念ながら次の日の天候とは裏腹に体調は良好。
少しビビりながら受付を済ます。
ニコニコ笑顔で赤十字の方が説明をしてくれた。
半分くらいは聞いていた。
そしていよいよバスに乗り込む。
運転席から乗って、すぐに注射されるらしい。
両腕を見せると「じゃ検査は右腕。献血は左腕でお願いします」
オイ!
2回もやんのかよ!
聞いてないよー。
観念して右腕を謙譲する。
ちょっとだけ血液を摂られ、奥のベッドにまわされる。
今度は右腕を差し出す。
前の晩夢カノに脅かされたように、すげー太い針が出てきた。
相変わらず看護婦さんは笑顔だった。
刺すところは見ずに400ccを抜いていただいた。
その最中。
夢カノがバスに乗ってきた。
検査を済ませ、ベッドに来るのかと思いきや、素通りして降りようとしている。
「オィ、献血は此処だろ?」と聞くと、
 
 
 
 
 
「あ、比重が低くて私は摂れないンだって」 
ぅオイ!(笑)
オレだけかよ!
言いだしっぺはお前だろ!
と、恨めしそうな目線をアッサリかわして颯爽とバスを降りる。
ズリィ。
そしてサラリと針を抜いてもらい、ご褒美をもらい受けるため、鬼の首でも獲ったかのようにバスを降りる。
「あ、オツカレ」
そう言った夢カノの手にはご褒美であるオレンジジュースが。
 
 
 
 
ぅオイ!お前飲んでンのかよ!
 
 
しかしちゃんと自分の分も用意してあり、ご満悦で車に乗り込む。
あとは結果待ち。
変な病気にかかっていませんように。
そして手元には勇気の証、献血手帳が。
ひかえおろー。
 
あとで調べて分かった事が、体全体の血液は約4ℓ。
1割か。
なかなかな量を抜くんだな。
しかし勇者になったオレはきっと次の献血で600ccはイケるだろう。
仕舞いには半分の2ℓくらいならイケるんじゃないか?
そんでスタンプが貯まるとなんかもらえるに違いない。
そんなに行けるのかが問題だが。
そしてオレの前の人はすでに手帳が3冊目で、献血を20回以上してる人だったなんて信じないぞ。
 
日々精進。
 
かずあき