土地柄。

kazuaki772007-01-04

近所のブログに触発されて。
先日ちょっとした用事で行ってきた「富山県」。
まぁ厭々行ってきたといっても過言ではないのですが、初めての土地でした。
現地には朝着いたわけですが、住みやすさ№1だそうでなんだか土地の人達もどこか穏やかに見えたり。
そんなゆったりと流れる富山の年末の朝をつんざくように走っていたのが、植木屋。
どこの植木屋もこの時期同じだな、などと他人事のように眺めていると荷台に目立つのが細い竹の束。
見ればどの植木屋も忙しそうに担いでいる、それ。
何処ぞ生垣でも作りまくっているのかと、思いはしなかったが理由が分かったのはその数分後。
気付かせてくれたのは、富山市街の街路樹たち。
いや見事なまでの「雪よけ」、「雪つり」。
なるほどそれで細い竹束。合点がいった。
こういった風物詩というと、隣県の石川県金沢にある「兼六園」だったりを思い出しがち。
しかし富山市というのはなかなか栄えていて高いビル街になっている。
これがまた面白い。
市内を走る路面電車なんかがあったりして、風景的になんかこう、落ち着いている。
高い植木は枝を釣り、生垣には竹の穂を細い竹に編み込んで雪をよけ。
ビル街にいて落ち着くってのもなかなか可笑しな話であるから、きっとその技術がそれらを飲み込んでいるのであろうと思った。
やるな、富山の植木職人。
そしてコチラは富山の薬売りよろしくウロウロしながら写真を撮っている。
そんな輩も少なくないのか、挙動不審な茨城の植木屋を訝しむ人もいませんでした。
頭で厭々とか言いながら、何気に面白い発見があった富山旅行記
いや、旅行じゃねぇや。
その後堅っ苦しい会議に出席して惜しむ間もなく富山を後にしましたとさ。
越中富山の薬売り、もとい。
富山の植木屋に負けないように、
 
日々精進。
 
かずあき